2010/07/23

本当にやられた

7月20日、午前7時頃。
MTBで走行中に転倒。左鎖骨を骨折。

「鎖骨外端部骨折」の部類に入るらしい。




当日は久しぶりのドライコンディション。今季6月からMTBに乗りはじめた僕にとっては、梅雨時期を経ているので、もしかしたら今季初のドライだったのかもしれない。

仕事柄絶対に大怪我は許されない。そのためにいつもできる限り集中し転倒はしないことを心がけていた。

ウェットに比べ、ドライはとても乗りやすい。いつも走っているトレイルでも自分が上手くなったような錯覚さえ感じていた気がする。

山の稜線に沿ってあるトレイルの下り。一番軽快に走れるポイント。バイクコントロールはいつになく上手くいっている。よっしゃ、よっしゃとバンプスをうねうねと走りながら前方に見えた溝と黒い泥濘。吸い込まれるようにそこへフロントが入った瞬間に転がった。

おっと!と思い体は自然と前回り受け身のように転がった。しかし、その勢いは1回で止まらずヘルメットをゴリゴリと擦りながら3回転ほどした。バックパックがクッションになっていたおかげで脊椎には衝撃がなかった。そして、バイクはぼくを追い抜いて更に転がっていった。

反射的に立ち上がったが、頭がフラフラする。アドレナリンが吹き出しているのか辺りをうろうろと歩き回った。激痛が左肩に走る。

触れてみるといつもと形が違う。脱臼したかと思い、できるだけ動かさないようにして背負っていたバックパックのショルダーハーネスをスリング代わりに左腕を吊った。

生きている右腕でバイクを起こしなんとか下山しなきゃと歩き出した。肩の痛みはアドレナリンで麻痺している気がした。とにかく降りる。いつもは早朝ハイキングのおじさんたちとすれ違うがこの日は人気がない。バイクがやたらと重く感じる。その辺に捨てて帰りたい気分だった。

全身汗でずぶ濡れ。駐車場に止めてあった車に着いたのは転んでから30分くらい後だったのかな。

普段使わないファーストエイドキット(FA)から三角巾を取り出して左腕を吊り直す。自分のFAを自分で使うのは、これで2度目だ。1度目はオーストラリアでサーフトリップの最中にワイプアウトしてスケッグで左足の甲をざっくりと切ってしまったときだ。あのときもFAのありがたみを感じたと同時に自分に使っていることの虚しさもあった。

帰宅後すぐに病院へ。そこには最新のCT検査機器がある。3DのCGで見たぼくの左肩は脱臼でなく、鎖骨の肩関節に近い部分が欠けていた。

ドクター曰く、痛みさえなくなれば動かしていいとのこと。ただし、完全に骨が付くかどうかは50%だということ。

1日でも早く治して復帰しなければ。

おれのバカ。。。

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